コラーゲンのお話し
「コラーゲン」って言葉はみなさんよく御存じですよね？
・お肌に効くやつ・・・
・骨や軟骨に効くやつ・・・
くらいは、思い浮かべる方も多いと思います。確かにお肌や骨・軟骨には欠かせないものですが、いったい「コラーゲン」って何なんでしょう？
コラーゲンはたんぱく質の１種です。人間の体は約６０％が水分、約２０％がたんぱく質、約１５％が脂肪、残りは無機質でできています。そのたんぱく質のうち約３０％がコラーゲンで、主に骨・軟骨、皮膚などに多く分布し、細胞同士をくっつけたり、支えとなって働いたりしています。
残念ながらこのコラーゲンも、年齢とともに少なくなっていってしまいます。なので、何とかして補う必要があります。どうやって補いましょう？
・やっぱりお肌にはコラーゲン配合の化粧品よ！！
・コラーゲンたっぷりの「とり鍋」が一番！！
という声が聞こえてきそうですが、本当にそれでいいの・・・・・？
コラーゲンは、先ほどからお話ししているようにたんぱく質の１種です。たんぱく質は、消化吸収されるときにアミノ酸という形に分解され、必要なたんぱく質に合成されます。なので、コラーゲンを食べたからと言って、またコラーゲンになるとは限りませんし、「お肌のココ！」「膝の軟骨に！」と、思っているところに付くということは期待できないと言っていいでしょう。また、肌から吸収されることはありませんので、化粧品に含まれるコラーゲンが肌の奥深くで効くことはありません。ただし、コラーゲン自身が保湿作用を持っているので、お肌の保湿には効果があるといわれています。
ちょっとショック・・・・・ですか？
では、コラーゲンを補うにはどうしたらいいのでしょう？ありきたりの方法ですが、
・良質なたんぱく質（白身魚、とりささ身、卵など）を適量とる
・食物繊維、ビタミンＣ、鉄分（煮干し、レバーなど）をたっぷりとる
・適度な運動をする
ことです。
現在の科学で効果があると証明されていることはここまでですが、いつか「肌から
もコラーゲンが吸収されていることが証明されるかもしれません！？みなさんはどの
方法でコラーゲンを補いますか？
