ブルームーン
7月は、2日(木)、31(金)が満月です。こんな風に、ひと月に2度満月が生じるとき、2度目の満月のことを俗に「ブルームーン」といいます。
国立天文台によると、月の満ち欠けの周期は平均29.53日です。
地球や月の楕円運動によって公転の速さが変化するため、朔望周期は季節や月の軌道の向きに依存し、およそ29.3日~29.8日の間で変動するそうです。
一方、私たちが普段使っている暦は、2月を除けば、ひと月が30日または31日です。
月初めに満月になれば、月末に再び満月がめぐってくることになります。
しかし、19世紀のブルームーンは事情が少し違っていました。
当時ブルームーンの定義は「3ヶ月(1つの季節)に4回ある満月のうち3度目の満月」でした。
もともとの定義は「ひと月のうち2度目の満月」ではなかったのです!
ことの発端は1946年、アメリカの天文誌に「ひと月のうち2度目の満月のことをブルームーンと呼ぶ」という誤った記事が記載されてしまいました。
のちに訂正記事が出されましたが、誤解は広まってしまい、誤った定義が定着してしまったといわれています。
1か月に2回の満月は珍しく、1012年8月以来、約3年ぶりとなります。
次回のブルームーンは2018年1月です。ブルームーンは言葉のとおり、月が青く見えるわけではありません。
英語の慣用句で珍しいことや稀なことのたとえを“Once in a Blue Moon” と表すように、2~3年に1度しかない珍しい現象をブルームーンと言います。
世界では、ブルームーンを見ると幸せになるという言い伝えもあるので、特別な思いで満月を眺めるのも良いかもしれませんね。
引用:http://resemom.jp/ ReseMom
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