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老化に負けない身体づくり

老化とはどういうことなのか?
加齢に伴い生体機能(筋力・神経伝達速度・肺活量・抵抗力)などが低下することです。
老化は徐々に進んでいく自然な変化の過程で成人期早期から始まり、中年期早期から多くの身体機能が少しずつ低下し始めます。

なぜ生命体は老化するのか?
老化の三大原因として、酸化=さび、糖化=こげ、炎症=火事と言われます。
その中でも最も大きいとされる原因が活性酸素(呼吸によって体内に取り込まれた酸素の一部が通常よりも活性化された状態になること)による細胞の酸化です。酸化とは、わかりやすく言うと身体の細胞のさびつきのことで、活性酸素は細胞を傷つけて細胞を酸化させ老化を加速させます。

老化は体にどんな影響を引き起こす?

脳神経系
大脳萎縮や脳細胞の減少、神経伝達物質の活性低下などから認知機能の低下が見られます。
心血管系
左心の肥大や間動脈硬化、運動時の最大心拍数が低下します。これらにより、心肥大、心不全、高血圧を引き起こします。
呼吸器系
細胞そのものの数の減少、肺の弾力性の低下などにより、呼吸機能が全般的に低下します。
消火器系
咀嚼や嚥下機能の低下による誤嚥性肺炎、消化管運動が低下することによる便秘や便通の異常、胃内容物の食道への逆流による逆流性食道炎などがみられる。
腎泌尿器系
糸球体の喪失や腎血流量の低下、ろ過率の低下により夜間尿量が増え、尿失禁を引き起こします。
骨格系
骨量や骨密度の低下による骨粗鬆症や骨折、関節液減少や滑膜の弾力低下による関節炎を引き起こし、寝たきりになることも。
その他
視力の低下や聴力の低下など
生きとし生けるもの、老化を避けて通ることができません。
年を重ねるにつれ、体力や気力、見た目に年齢を感じることが増えていきます。
しかし、生活習慣の見直しや物事の捉え方ひとつで老化の進行を遅くすることも可能となります。

定期的に運動をしよう
バランスの良い食事を心がけよう
適正な体重を維持しよう
飲酒や喫煙の習慣をなくそう
十分な睡眠を取ろう
食後に歯磨きをしよう
毎日にルーティンをつくろう
社会との繋がりを持とう

出来る事からコツコツと!
美しく、健康に歳を重ねることが出来たら勝ち組みです☆彡

[骨粗しょう症・スポーツ障害・認知症]
養老整形外科クリニック 【健康運動指導士】【天野】