骨折
骨折は、単に骨が折れるという事象にとどまらず、私たちの生活の質(QOL)に大きな影響を与える可能性があります。特に日常生活の中で何気なく行っている動作が原因で骨折が起こることも少なくありません。例えば、ドアに指を挟んだり、机にぶつかったりすることで、指先の骨が折れることがあります。このような軽微な骨折でも放置すると骨のズレが治らず、腫れが引かないことや、指が元の状態に戻らないことがあります。これにより、日常生活に不便を感じることが増えるかもしれません。
また、くしゃみをしたり、足を踏み外したりといった普段の行動が原因で、腰や股関節を骨折することもあります。特に腰の骨折は、コルセットを使用して骨がくっつくのを待つ期間があり、その間に骨の形が変形してしまうこともあります。これが筋肉や神経に影響を与え、長期的な痛みを引き起こすこともあるため、軽視することはできません。
さらに、骨折の治りが悪いのは年齢のせいだと考えがちですが、実際には骨が弱っていることが大きな要因です。年齢を重ねるにつれて骨密度が低下し、骨が脆くなることで、骨折のリスクが高まります。骨密度が低いと、骨折後の回復も遅くなるため、早期の対策が必要です。
そこで、骨の健康状態を把握するため、骨密度検査を受けてみませんか?
[骨粗しょう症・スポーツ障害・認知症]
養老整形外科クリニック 【骨粗鬆症マネージャー】【藤井】