ラジオ体操の効果
夏と言えばラジオ体操⁉
夏休みに早朝からラジオ体操に行ったことを思い出しますね。
ラジオ体操をやっていて、「なんとなくすっきりするな」と感じたことはあるかもしれませんが、具体的にどんな効果があるか知っていますか?
平成25年度に行われた、ラジオ体操を3年以上、週5日以上実践している
55歳以上の男性211名、女性332名、合計543名を対象とした調査ラジオ体操の実施効果に関する調査研究(一般財団法人 簡易保険加入者協会委託調査参照)によると、
⓵体内年齢 実年齢よりも約20歳も若い!
基礎代謝量や筋肉量などから算出する。
男女ともに各世代で、実年齢より約20歳若いという結果が得られました。
⓶血管年齢 若々しい血管で脳卒中や心臓病を予防!
血管の老化を示す指標で、動脈硬化の進み具合がわかります。
血管年齢が若いほど脳卒中や心臓病などのリスクは低くなります。
ラジオ体操を継続しているほとんどの方は血管年齢が若いことがわかっています!
⓷呼吸機能(肺年齢) 呼吸機能を保ち、息切れが起きにくい!
ラジオ体操を継続している人は全般的に若いことがわかっています。
運動をしても息切れが起こりにくくなります!
⓸骨密度 骨粗鬆症の予防に有効!
標準骨密度を100にしたとき、どの世代においても骨密度は100以上!
骨粗鬆症の予防に有効で、骨折などを防ぐ効果があります。
⓹体力年齢 歩行能力に優れ転倒予防にも効果的!
歩行能力、柔軟性、筋力などから総合的に算出されます。
ラジオ体操を継続している方は体力年齢が若く保たれ、転倒予防や膝や腰の痛み、肩こりの予防改善に役立っています!
ラジオ体操は3分程度でできる簡単な体操です。
立秋も過ぎ、暦では秋に向け気候が変わり始めるはずですが連日35℃超えの猛暑日が続いています。
夏バテ予防にも、熱中症対策にも体力づくりはとても大切です。
家の中でできるラジオ体操を朝から行い、気持ちの良い一日を過ごしましょう!
[骨粗しょう症・スポーツ障害・認知症]
養老整形外科クリニック 【理学療法士】【喜多川】