骨粗鬆症とカルシウム
毎日寒い日が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしですか?
今回はカルシウムについてお話します。丈夫な骨の基本はカルシウムで、毎日食事で摂ることが一番です。
しかし日本人は慢性的なカルシウム不足だと言われています。
カルシウム推奨量は、成人男性750mg、成人女性650mgですが、実際は1日平均約500mgしか摂取できていません。
カルシウム摂取の重要性は広く知られているにも関わらず、多くの年代において長期的に不足しています。
カルシウムが不足すると、骨量が減少し骨粗鬆症につながります。
骨粗鬆症の予防、骨折予防には、カルシウムは食品から700~800mg摂取する必要があります。
ですから、普段の食事でプラス200mgを摂取することを目指しましょう。
カルシウムを多く含む食品について紹介します。
(カルシウム量)
〇牛乳コップ1杯210g⇒220mg 〇木綿豆腐半丁150g⇒180mg
〇ヨーグルト1カップ100g⇒120mg 〇生揚げ1枚120g⇒288g
〇プロセスチーズ1切れ25g⇒158g 〇小松菜95g⇒162mg
〇スキムミルク大さじ2.5杯20g⇒220mg 〇チンゲン菜1株100g⇒100mg
〇シシャモ3尾⇒198mg 〇切り干し大根10g⇒54mg
〇イワシ丸干し1尾⇒132mg 〇乾燥ひじき10g⇒140mg
不足しがちなカルシウムは意識して摂りたい栄養素です。バランスの良い食生活を基本に、
これらを組み合わせることで、カルシウム摂取量を少しでも増やすように心がけましょう。
[骨粗しょう症・スポーツ障害・認知症]
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