骨粗鬆症予防
まだまだコロナが落ち着きませんが、自粛生活でみなさんは家にこもりがちになってませんか?
今回は骨粗鬆症予防のための「日光浴」についてお話します。
カルシウムは丈夫な骨を作るために欠かせない栄養素ですが、吸収されにくいのが難点です。このカルシウムの吸収を促進し、骨の形成を助けるのがビタミンDです。ビタミンDは魚類やきのこ類などの食品からも摂ることができますが、日光を浴びて私達の体内でも作られます。食事や日光から得たビタミンDは、肝臓や腎臓で代謝され、「活性型ビタミンD3」に変化することで、その効果を発揮します。
骨の健康に欠かせない栄養素というと、私達はまずカルシウムを思い浮かびますが、ビタミンDの助けがあってこそカルシウムが効率的に活用されます。
室内で過ごす時間が長い高齢者や美容のために過度な紫外線対策を行っている人は、ビタミンD不足が心配されます。ただし過度の日光浴は皮膚癌の危険性がありますので、夏なら木陰で30分程過ごしたり、冬なら1時間程散歩したり屋外で過ごしましょう。
日光浴をすると、脳内に「セロトニン」という物質が分泌され、ストレス解消や集中力アップ、気持ちが明るくなるなど良い効果も期待できます。
家の中に引きこもらず、積極的に日光浴をして骨の健康を保ちましょう。
[骨粗しょう症・スポーツ障害・認知症]
養老整形外科クリニック 【骨粗鬆症マネージャー】【深和】